冷蔵倉庫の最適化のサンプル:下沙倉庫運輸部の冷蔵倉庫の効率化・高度化



——浙江五豊冷食有限公司倉庫運輸部マネージャー 沈澜氏とのインタビュー


浙江五豊冷食有限公司下沙倉庫運輸部(以下、下沙倉庫運輸部という。)は2008年に設立された。最初の冷蔵倉庫には主にダブルディープ パレット ラックを採用し、物流コストの節約、物流統合の推進、全過程コールドチェーンの確保という企業の意思決定の下、下沙倉庫運輸部は新しい在庫需要に応じるため、効率化改造が必要となっていた。

浙江五豊冷食有限公司倉庫運輸部マネージャー

--沈澜氏とのインタビュー

   倉庫運輸部・沈澜マネージャーの話によると、下沙倉庫運輸部は2014年8月より現代化改造・最適化を開始し、同年11月にこれらが完了した。最適化された下沙倉庫運輸部は主に、保管区域、出荷・集荷区域、フォークリフト駐車スペース、駐車待ち区域、物流通路区域等の10区域から構成され、また管理モデルでは冷蔵倉庫、輸送チームの2モジュールに分けられている。最適化後、下沙倉庫運輸部は、中継過程の減少に加えて、放熱、細菌増殖等コールドチェーンの切断によく見かける問題を避けるための製品包装の高度化により、製品品質が効果的に保障されている。沈澜マネージャーは、一連の 効率化・高度化改造により、倉庫全体の利用率が80%の増加となり、このうち在庫量が100万から180万箱に増加し、アイテム数が98アイテムから280アイテムに拡大され、ラックはシャトルラックを選択すると同時に、シングルディープラック、マルチディープ回転ホイールラック等を兼用していると話した。


    効率化・高度化の過程において、下沙倉庫運輸部はWMS倉庫保管管理システムのアップグレード及びその他情報プラットフォームとの接続・統合により、直接的に操作フローの基準及び仕様書を管理システム内にインポートすることができるようになった。例えば、輸送チームの管理では、WMSシステムを通じて直接業績追跡記録を行う。また、車両スケジューリングモジュールLED表示画面、ハイフォークリフトLED表示画面、車載RF、DPS管理及び自動補充メッセージ等のモジュールを情報システムに統合することにより、タスクの割り当て・実行の同期性及び正確性が確保される。冷蔵倉庫内では、ラックにデジタルピッキングシステム(DPS)を配置し、かつWMSシステムと完璧に統合する。作業者は、指示に従ってそれ相応の数量の製品をピッキングするだけでよく、区域、倉庫を探す必要はない。また、トレーサビリティシステムにより生成される固有コードは、製品包装、コンベヤ、パレット、スタッフの作業カードとバンドリングすることができ、顧客は固有コードを走査することにより、正確に製品出荷の時間、場所、担当者、具体的な通路、パレット等の情報を知ることができる。沈澜マネージャーは、作業カードとシステムの接続により、情報システムが冷蔵倉庫スタッフの忙しさ、作業進捗等の状況を分析し、倉庫運輸部が遅滞なく遊んでいる労働力 を他所に配置すると話した。

豊田フォークリフト:冷蔵倉庫の倉庫運輸需要に最適


出入庫の作業量が大きくかつアイテムの種類が多く、ラックが多元化し、冷蔵倉庫の温度が-22度で床面がすべりやすいという厳酷な使用環境では、フォークリフトの 整合度 がより厳しく要求されている。しかしながら、これまで稼働していた冷蔵倉庫の輸送チームでは、配線、外観材料が原因で、冷蔵倉庫の動作時に結露しやすく、かつ放散時間 が長すぎ、一定の時間動作したら、冷蔵倉庫から取り出して冷却し なければならないので、フォークリフトの利用率が60%程度しかなかった。利用率を100%まで引き上げるフォークリフトはないか。外部構造、フォークリフト内部配線でも、車体内外部の耐寒抗冻性及び耐凍性でも、豊田フォークリフト傘下のスウェーデンBTブランドフォークリフトは会社の実際の需要に最適である。


長時間作業の効率をアップ


現在のところ、下沙倉庫運輸部はBT各タイプのフォークリフト30台近くを擁して おり、このうち電動リーチフォークリフトRREシリーズ14台、電動パレット・トラックLPEシリーズ12台ある。外観プロセスの設計では、BTリーチフォークリフトRREの外観には、全密閉型ハウジングを使用し、装置と装置間の継ぎ目には内外チャックル式 溶接法を採用し、二重層の接合、外縁で内縁を被覆する製造法により、車体外の水滴は車体内部に浸透しない。また、BTフォークリフトは1回の充電で12時間程度連続動作することができ、完全に倉庫運輸部の1日2交代 の作業需要を満たすことができる。内から外への効率化改造により、BTフォークリフトは冷蔵倉庫環境で長時間運転することができ、利用率が倍近く上がっている。


ユーザーフレンドリー設計による運転安全の確保


  BTフォークリフトは、零下22度の冷蔵倉庫内で数時間連続動作することができるものの、では、どのようにして運転者を確保するのか。冷蔵倉庫の極端低温環境の運転者の身体健康への影響を考慮して、BTリーチフォークリフトのシートには自動加温 装置が設置され、運転者は実際の状況に応じて温度を調整することができる。このようにして運転者は冷蔵倉庫で4時間、そしてより長い時間連続作業して、冷蔵倉庫を1回だけ出ればよいこことなっている。

  また、BTリーチフォークリフトにはダイヤル式操作機能が付いていて、正確に誤差が少なくなる。ハンドル操作に対して言えば、指でダイヤルする操作の最も著しい優位は、フォークリフトのずれを避けることにある。他方では、BTリーチには360度電子ステアリング機能が付き、ステアリングホイールは必ず起動し、通路の中で方向転換する時に操作がよりスムーズで、貨物とラックの衝突が少ない。また、旋回半径を2.8m以内に狭くすることもできる。360度電子ステアリングのないフォークリフトの旋回半径は、通常3m以上である。


包括的なコストの最適化

製品ライフサイクルの定義は、製品販売後の使用期間であり、この期間に発生しうる 費用を包括したものが、包括 的なコストが改善されているかどうかの評価となる。

BTリーチフォークリフトRREにはTLC可変式油圧制御機能が付いており、マストストロークの中で最大限にマストの振動を抑制することができ、高所陳列 作業の中で、貨物が揺れ動きそして落下する危険が少なくなる。これによって貨物破損率が下がり、コスト節約が図られる。沈澜マネージャーは、空き瓶を逆さまにして引上げ、瓶が倒れないというBTリーチフォークリフトRREの得意な技を、いまだに記憶に新しい としている。

立ち板付き 電動パレット・トラックLPEは、冷蔵倉庫の高負荷水平運搬作業に対応している。2011年に購入した6台のBT電動パレット・トラックLPEは、現在まで4年近く使用しており、6台の修理費は3,000元あまり(人民元)のみであった。製品自体の品質の外、供給者の提供したアフターサービスも重要である。この点から言えば、豊田フォークリフトの完備されたアフターサービスシステムに、下沙倉庫運輸部も安心している。豊田フォークリフトのアフターサービス担当者は、定期的に現場で装置の保守及び点検を行っている。


また、輸送チームの管理及び維持は、倉庫運輸部チームの心を尽くした経営と密接に関係している。倉庫運輸部は、沈澜マネージャーの指導の下、フォークリフト装置及び冷蔵倉庫その他の装置について、耐用年数でも、使用効率、コストダウン、冷蔵倉庫の修理費の削減等でも、いずれも細心な計画及び改善を実施し、そして良い業績を上げ、社内外から認められている。現在、作業標準化(制度標準、行動標準、規則標準、TPM)でも、標準作業化(目視化標準、看板標準、標準作業指図書、点検表)、KPI総合業績評価指標等でも、浙江五豊冷食有限公司、下沙倉庫運輸部は外部に対して効率化管理を展示するイメージウィンドウとなっている。かつ現場では、すべての標準は無味乾燥なフォームではなく、各部門が創造力・想像力を発揮し、各部門独自のスタイルを持つようにし、キャラクターのイメージを生かして、1枚ずつ標準化作業指図書、職場責任、点検表、バランスト・スコアカード等を、スマイルウォール、デンドログラム、フォークリフト運搬図、車両運行図等、関連部門の特色あるキャラクターイメージを壁に展示している。効率化プロジェクトが定着後、下沙倉庫運輸部に参観に来る企業・事業団体は途切れず、2014年11月から現在まで、参観団体及び個人を20組以上接待し、同業界との現場技術交流を10回以上実施してている。 下沙倉庫運輸部の効率化・最適化は、真に極限まで達成されている。